この季節になると、スーパーやホームセンターで「昆虫の幼虫」が販売されはじめるのをご存知ですか?
場所によっては景品のように扱われていたりで、特に男の子のいる家では「飼いたい~」なんてわがまま受けたり。
でも、幼虫だって生き物です。
適当に飼うわけにはいけないので、ある程度知識をもって飼育したいものですよね。
こんばんは、そらです。
今回は、この季節いろいろなところで販売が始まる「カブトムシ」の幼虫飼育方法についてお伝えします。
また、私自身もまだまだ試行錯誤しながら育てている点もありますので、その過程などもお伝えしていければと思います。
※趣味で何代にもわたって飼育しているような「プロ」「トップブリーダー」な方々とは違い、
あくまでも「こどもと一緒に育てる」「生命の尊さを教える」ための内容です。
ヘラクレスオオカブトを交配させるんだぃ!という目的の方は、専門のサイトをご覧になったほうがよいかと思います。
カブトムシの幼虫って・・・
ピーナッツバターの容器みたいなケースに入れられて、なんだかかわいそう。
そして、思った以上に大きい!!
Wikipedia「カブトムシ」より
この幼虫は3齢幼虫といって、売られているものはほとんどがこのサイズのものです。
あともう少しでサナギになり、羽化して立派な成虫になります。
ということは・・・
そう、この売られている幼虫たちって、みんな越冬しているんです!
昨年の夏シーズン終わりに卵を産み、その卵からかえった幼虫たちは冬になるまでにたくさんの栄養をとって脱皮を繰り返し、
この3齢幼虫の姿になって冬を迎えます。
食欲の秋はカブトムシの幼虫にとっても同じなのかも・・・
カブトムシの幼虫の育て方
おうちにやってきた幼虫たち。
プラケースの中に入っていた土、そこに入り切れていない幼虫。
「これはかわいそう!」
ということで、ケースと飼育マットを購入。
ケースはある程度高さのあるものなら何でもよいです。
それこそ、コストコピクルスのビンでも。
ただし、空気穴は必要です!
空気穴は、酸素を取り込み湿度を調節するために絶対不可欠!
次に飼育マット。
詳しくは、「発酵済のマット」とか詳しいサイトには載っていますが、
あくまでもこどもと楽しむってことに主眼を置けば、ホームセンターで売っている「カブトムシ用マット」でOK。
マットがしっとりするまで水を加えます。
目安としては、「握ったら固まりになるけど、突っつくと壊れるぐらい」。
そのため、マットは余分に購入しておくとよいでしょう。
水入れ過ぎたら新しいマットを少しずつ追加すればいいですからね。
国産のカブトムシは、サナギになるときに「立つ」んです。
イメージ的には横になっていそうなのですが、そういった意味で容器の深さはある程度必要になりますね。
最後に、コバエ防止のために不織布でカバーをします。
ケースのフタとの間に入れてもよいです。
こうして出来上がった飼育箱は、直射日光の当たらない、静かな場所に置いておきましょう。
マットの上に丸い固まりがあったら、それはフンです。
フンが増えたら、マットを交換するとよいです。
順調にいけば、6・7月にはサナギになります。
そして8月頃に羽化し成虫となります。
カブトムシ幼虫の飼育・育て方 のまとめ
べたべたと素手では触らない!
ケースとマットを用意する。
マットは保水してあげること。
直射日光には当てない。
この4つを守ればこどもだけでも飼育は可能です。
ぜひあなたも、いやあなたが昆虫嫌いだったらこどもに任せて、
カブトムシの幼虫を育ててみてはいかがですか。
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現在、そら一家には3匹の幼虫たちがいます。
新しいことが起きましたら、またお知らせしますね!