どうも、そらです。
駅ビルに空港、ショッピングモールといたるところにあるエスカレーター。
そら一家公認、いや自ら宣言している「初老」なそらは、とても便利に利用させていただいています。
健康のためにも階段を!とはいうものの、なかなか階段に足が向かないのだから仕方ないですよね。
pakutaso
ちなみに・・・
そらが住んでいる神奈川県には、驚くほど長いものから、世界で一番短いものまで、さまざまなエスカレーターがあります。
横浜みなとみらい、「みなとみらい線」の「みなとみらい駅」。
みなとみらい駅のある地下3階から地上1階までを直通で結ぶあのエスカレーター。
乗車時間は1分を超えます。
その近くにあるランドマークタワーの中には、曲がるエスカレーターがあります。
そう!エスカレーターと言えばまっすぐ!という常識を覆したエスカレーターなんです。
この曲がるエスカレーターは世界的にもレアなもので、しかも作っているのは三菱電機だけっていうから驚き!!
さすがは技術大国 日本!!
ちなみに世界で一番短いエスカレーターは、川崎にあります。
川崎駅東口にある地下街「アゼリア」と「モアーズ」の連絡部分にあり、段数はなんと5段!!
ギネスブックにも載っているそうで、川崎に行く機会があったら行ってみてはいかがでしょうか?
今では、途中に水平部分が出現するものや、数段分が段差をなくして車いすが利用できるようなものまでさまざま。
省エネ性もエレベーターと比べて省エネ、赤外線センサーで利用客の有無を調べて自動で停止・稼働させることができるものもあります。
ところで、エスカレーターってどっち乗り?
私が今よりも若干だけど純粋無垢で目をキラキラさせていた頃(そんな時代があったのかは秘密)、
エスカレーターは左側に立つのよ~
なんて親に言われた記憶があります。
これを見てくださっているあなたはどっち乗り?どっち派??
よく言いますよね、関東は左側。関西は右側って。
だいたいその境は静岡だったり愛知だったりと言われています。
関西に住んでいた人が関東に出張で来て、普通にエスカレーター乗ったら咳払いされて。
よくよく見たらみんな左側に立ってるもんで困ったわぁ~とかいう話、よく聞きますよね。
ちなみに、そのルールっていつから決まってるの?
私は、このエスカレーターのルール、たぶん母親から習いました。
左側に立つんだよ~
右側は急いでる人のために開けておくんだよ~
もしくは、日々の生活の中でなんとなく身についた「習慣」でそうしているだけなのかもしれません。
そのルールっていつから始まったのでしょうか?
実は、そんなルールないんです。
日本人が勝手に作りだしたルール
日本より早くエスカレーターが導入された海外の場合、急ぐ人のためにアメリカやイギリスなどでは左側を、
オーストラリアやニュージーランドでは右側を開けるのがマナーになっています。
日本で初めて「開ける」ように指示があったのは大阪の梅田駅とも言われています。
梅田駅が現在の場所に移転した際、以前よりエスカレーターの長さが長くなったことから片側開けを検討。
利用状況を調べたところ、右利きの人が右側のベルトをもって乗ることが多かったため、
左側を開けるようアナウンスされたのが始まりとされています。
また、大阪万博の際にも片側開けルールが取り入れられたそうです。
なんだよ!ルールあるじゃん!
実はここが盲点なんです。
日本国内におけるエスカレーターの安全基準は、「ベルトにつかまりステップに立ち止まる」利用を前提としています。
そう!
歩くように作られていないんです。
歩くように作られていないのに、勝手な判断で右だ左だと独自ルールを作り、それが習慣になってしまっているのです。
エスカレーターに乗るときに周りに注意してみてください。
「ベルトにつかまりステップに立ち止まってご利用ください」
という音声が流れているのに気が付くと思います。
「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンのようなポスターが貼ってあることろもあります。
なぜ今、エスカレーターの乗り方なのか!?
あともう少しで東京オリンピックが始まります。
その前には、ラグビーのワールドカップもあります。
たくさんの外国人が来日します。
いろいろな国籍の方が来ますので、その方々の生活習慣も様々です。
ということは・・・
日本に来て迷う方もたくさん出てくるでしょう。
よくわからないルールに戸惑う方もたくさん出てくるでしょう。
それだけなら、なんとかなるかもしれませんが、もっと怖いのは・・・
事故・事件
いつ起きるか予測もできない事故や事件
スポーツイベントでごった返している駅やイベント会場。
もちろんエスカレーターの利用客だってたくさんいます。
右側を開けて、急ぐ方が駆け上がる・・・
こんなとき不馴れな観光客がエスカレーターで大あくびしたらどうなるでしょう?
結果は容易に想像がつきます。
エスカレーターでの事故のうち、その95%が転倒です。
登りのエスカレーターの上のほうで転倒なんてなったら、それこそ将棋倒し。死者が出てもおかしくありません。
転倒の原因は、機械の急停止もありますが、ほとんどはつまづいたりバランスを崩したりといった人為的なものなんです。
あなたにもありませんか?
エスカレーターを歩いて登っていたら、立ち止まっている人のカバンが当たってヒヤッとしたこと。
まとめ
2020年の東京オリンピック、招致の段階で民間警備員の必要人数は15000人とされました。
これまでの開催都市と違い、今回の東京開催は、競技場が集中している「オリンピックパーク」での開催ではなく、競技場が複数の自治体に分散しています。
警察や警備員も各競技場周辺での警戒に分散してしまうので、こういった公共交通機関や商業施設がテロリストに狙われる可能性もあります。
人の力だけでなく、防犯カメラを駆使したセキュリティにも力を入れているようですが、ボストンマラソンのようにカメラはあくまでも抑止というよりも事後の確認にすぎません。
現在、各交通機関や商業施設でのエスカレーターマナーアップが始まっています。
ひとりひとりが意識もって行動すれば大きな事故も未然に防ぐことができるかもしれません。
ぜひ、あなたも明日からはエスカレーターは歩かないで乗ってみませんか?