日本で見ることのできる流星群はいくつもありますが、特に有名なのは「ペルセウス流星群」「ふたご座流星群」そして「しぶんぎ座流星群」の3つで3大流星群とも言われています。
ペルセウスと違い、ふたご座としぶんぎ座は長い夜になる冬に見られる流星群なので、天候とタイミングさえ合えば見ることのできる流れ星です。
毎年お正月シーズンに見ることができる「しぶんぎ座流星群」は、新年を迎えて最初に見れる縁起物として、夜空を眺めるのを楽しみにする人も多いです。
今回は、このしぶんぎ座流星群の観察のポイントを初心者にもわかりやすく解説します!
2019年平成最後の年明けに、しぶんぎ座流星群を眺めて今年最初のお願い事をしてみてはいかがですか?
神奈川で流星群を観察するのに適した場所についてまとめた記事があります。
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しぶんぎ座流星群とは?
毎年、お正月シーズンに1週間ほど出現し、3~4日頃に見頃を迎えます。
そのため、お正月でお休みの人も多いためか、きっかけさえあれば見るチャンスはほかの流星群と比べても高くなりそうな流星群です。
しかし、このしぶんぎ座流星群・・・
流星がたくさん現れる極大という時期が非常に短いため、タイミングを逃すとほとんど見れなかったりとしても有名。
極大期がお昼になったり夜中だったりと年によって当たり外れがあるため、ペルセウス流星群やふたご座流星群と比べても人気は低い流星群のようです。
2019年しぶんぎ座流星群の観測はいつがおすすめ?
2019年のしぶんぎ座流星群は、1月3日深夜~4日明け方にかけてが一番好条件で見ることができそうです。
流星が多く出現する極大期が1月4日 11時頃のため、明け方にかけて流星の数が増えていき、そのまま朝を迎えてしまいます。
2019年1月4日の日の出時間は、神奈川県(横浜)で6:50です。
1時間前からはだんだんと明るくなってきますので、4時ぐらいを目標にするといいかもしれませんが、そこは天候とにらめっこして4時前に起きるのか0時過ぎからゆっくり見るのかはあなた次第ですw
そら的おすすめピーク時間は、
1月4日(金)00:00 ~ 気が済むまで!
です。
どの方角に流星群は流れてくるの?
おすすめのピーク時間は4日の00:00~明け方ぐらいでしたが、ではどの方角を見ると流星群は多く見られるでしょうか?
今年2019年のピーク時刻あたりでは放射点(流れ星が放射状に流れ始める1点)の高度が高くなります。
よって、流星が出現する場所を言えば「どこでもOK」、どの方角を見てもピーク時間には流れ星が流れていることになります。
しかし、流れているのと見えるでは大きな違いですよね。
きちんと流れているところを見たいですよね?
次は、2019年しぶんぎ座流星群を見る方法をレクチャーします。
しぶんぎ座流星群の観察に適した方角は?
流星群とは言えども、小さなちりが大気圏に突入することによって起こる天体ショーです。
ほんの一瞬の出来事なので、見られるものならば確実に見たいですよね?
街の明かりや月の光の影響でせっかくの流星がまったく見えないということも。
2019年のしぶんぎ座流星群のピーク時間、月はどの位置にあるのでしょうか?
観測日時の月の位置を確認するには?
計算機や腕時計のG-SHOCKなどで有名なカシオ計算機が運営している「Ke!san」というサイトがあります。
このサイトでは地域ごとの月の方角・高度を調べることができます。
このサイトによれば、2019年1月4日の明け方の月の位置は、0時頃は東。
6時の日の出あたりで南東にあるようです。
そして、高度のグラフを見てみると5時ぐらいに高度0°。それまでは地平線の下に隠れているようです。
また、月齢(月の満ち欠け)も新月(完全に隠れている)の2日前という好条件!!
2019年1月4日の00:00~明け方は流星の観察数も増える絶好のチャンスです!
観察をする上での注意点
2019年は、しぶんぎ座流星群をとてもよく観察することができそうだとわかりました。
たくさんの流星を見るためには街の光が届かない場所での観察が最適です。
そうなると、山の頂上や山奥のダムなどの人里離れた場所を想像するかもしれませんが、1月の夜は非常に冷え込みます。
路面の凍結や積雪など、運転には注意する必要があります。
慣れない場所への運転になりますので、くれぐれもご注意ください。
また、厳重な防寒対策をしていく必要があります。
温かい飲み物やダウンジャケットなどを身に着けて、安易に焚き火などに頼って火事を起こさないようにしましょう。
おすすめの観測場所とは?
街の明かりが届かない、でも安全に観測できる場所はどこにあるでしょうか?
おすすめは、キャンプ場です。
キャンプ場は、日中のうちにチェックインでき、ゆっくりと時間をかけて準備をすることができます。
また、天候が悪くなってもそのままテントやコテージに入ってしまえばいいんです。
街の明かりが届かない、満天の星空を売りにしているキャンプ場はたくさんありますので、アクセスしやすい場所を選ぶとよいでしょう。
予約の際に「星空を見たい」と伝えると、場合によっては木陰になっていない見晴らしの良い場所を用意してくれることもあります。
困ったことに、「初心者向け」の「高規格キャンプ場」として紹介されているような場所では、安全のために外灯が夜の間ずっと点いているというところも。
この外灯が「光害」になって流星観察を妨げることも。
予約の際には「近くに外灯はあるか」も確認するといいですね。
まとめ
1月にピークを迎える「しぶんぎ座流星群」。
2019年の見頃は、1月4日00:00~明け方にかけて。
新月の2日前なので月明りに邪魔されない非常に好条件です。
防寒対策をしっかりと行って、平成最後の天体ショーを楽しんでくださいね。
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