これから本格的に冬シーズンがやってきますが、キャンプ楽しんでますか!?
こんにちは、そらです。
今日は、持ち運べる暖房器具である、カイロの話。
これは、エジプト(の首都 カイロ)
これは、電子回路・・・
わかんないって・・・か、回廊?
もう、帰ろう・・・
じゃなくって、今回はカイロについてです。
使い捨てカイロってどうなの?
カイロといえば、だれもが思い浮かべるのは使い捨てカイロではないでしょうか?
袋から取り出してしばらくすると暖かくなる、あれです。
これなんて、30個も入っているのに1000円しないんですよ?
調べててびっくりして買っちゃいましたw
この使い捨てカイロ、非常に手頃な値段で購入できるし、すぐ温まるし、キャンプにもってこい!のように感じますが、実は注意が必要なんです。
温度が安定しない
袋から開けてしばらく経つのに全然暖かくならない!!なぁんて経験ありませんか?
逆に、ちょっと経ったら当ててるところがひりひりするぐらい熱くなって困った!なぁんてことも。
これ、使い捨てカイロの暖かくなる原理を考えると理由がわかってきます。
使い捨てカイロは、あの袋の中に「鉄粉」と「塩分」が入っています。
ここに空気中の水分が合わさると、鉄粉が「サビる」んです。
この「サビる」ときに熱が発生、カイロとしての暖かさを作り出しているんです。
空気中の水分の量って、天気予報でも「湿度」として表されますよね。
そして、冬は湿度が低い日が多いのも事実。
カイロに供給する水分の多くは、空気中からではなく身体から出ている水蒸気がほとんどなのです。
だから、肌着につけている場合と、ポケットに入れておく場合とでは暖かくなる速さが違うんです。
それに、温まらないからってよく揉んじゃったりしてませんか?
あれ、正しくない使用方法なんです!!
空気を袋の中に取り込んで、酸化させてサビさせる必要があるのに、袋をもんでしまうと、袋の目が内部の鉄粉で目詰まり起こしてしまうんです。
揉みすぎて袋が破けて、手や服が真っ黒になっちゃうなんてこと小学校でやりませんでした?
温まらないときこそ、じっと待つw
氷点下では温まりにくい
日常使いではそんなにないのかもしれませんが、キャンプ場のように山の中であったりすると、冬は結構簡単に氷点下になることがあります。
すると、先ほども説明したように空気中の水分も氷点下を迎えると凍ってしまうために酸化反応が起きにくくなってしまうんです。
充電式カイロってどうなんだろう?
使い捨てカイロの注意点を解決したのが充電式カイロです。
要は、電気の力で温まろうぜ、というやつ。
スマホでゲームでもカメラでも、負荷がかかるものをしばらく使っていると本体が熱くなってきませんか?
この充電式カイロの原理はまさしくそれ。
ですので、暖かくする原理通りであれば、デザインは結構自由。
充電式カイロも、スマホと同じくリチウム電池を利用しています。
他にも、シリコンでできたカワイイ動物の姿をしたタイプや、まるでスマホのようなもの、お菓子のような形だったり。
選ぶのも楽しくなってきます。
充電式カイロのメリット
充電式っていうぐらいですので、繰り返し使うことができます。
使い捨ての場合は、冷えてきちゃったらおしまい。ゴミになりますが、充電式であれば充電すればまた使えます。
暖かくする道具なので、温度もしっかりと一定で維持してほしいものです。
その点、この充電式であれば40℃前後の温度を維持してくれます。
温度の切り替えができるタイプもあり、寒くて指先がかじかんじゃう!ってときは急いで温めて、暖かくなったら低めに切り替えるっていう使い方ができます。
充電式ってことで、モバイルバッテリーとして使うことができるものもあります。
充電式のデメリット
充電式っていうぐらいだから、充電しないと使えません。
タウンユースであれば、移動先でも自宅でも、充電しちゃえばまた使えますが、キャンプ場だとそうはいきません。
充電式カイロを充電するために、充電池を用意するのもなんだか変な感じしますし、どうしても充電式カイロをキャンプで使うんだ!っていう人は、電源サイトに泊まるのがいいと思います。
最近のものでこそ使用できる時間は伸びましたが、それでも7時間程度です。
使い捨てカイロは12時間ぐらい使えますので、軍配は使い捨てカイロに上がりそうです。
ましてや、モバイルバッテリーとして使っちゃうと、暖かくなる時間はどんどん短くなっていきます。なにがしたいのかよくわかんなくなってきちゃいますw
ま、夏場にカイロとして使わないときにモバイルバッテリーとして使うっていうのはありかもしれませんね。
長時間使えるようになったものが増えてきていますが、同時にバッテリーの容量も増えたので比例して充電時間も長くなります。
朝起きて充電忘れてたぁ!なんてなっても、お出掛けまでに充電完了しますかねぇ・・・
そして、充電池は氷点下になると極端に性能が低下、5時間使えるはずが1時間以下になっちゃったなんでことも。
ハクキンカイロって知ってます?
使い捨てはエコじゃないし、充電式は持ちが悪いし・・・
そんなデメリットを解消してくれるものが、実は90年以上も前から日本にはあったんです。
パッケージからして超怪しくないですか?ww
この怪しさが90年もの長い間変わらず愛され続けてきた証拠なのです!!
ハクキンカイロってどうして暖かいの?
ハクキンカイロのハクキンとは、白金のこと。
つまり、プラチナ(Pt)です。
そうそう、これこれ。(棒読み)
このプラチナが触媒になって、燃料であるベンジンが水と二酸化炭素に分解。
この時に発生する酸化熱を利用したカイロなんです。
使い捨てカイロの13倍もの熱量を出すことができるそうです。
(だからといって、カイロの13倍熱いわけではないww)
ハクキンカイロのラインナップ
ハクキンカイロ ハクキンウォーマー スタンダード 1個入 【保温約24時間】
海外にも輸出されるベストセラー。
海外では「PEACOCK NEW MINI」として販売されています。
スタンダード以外にも公式HPにはあるが、スタンダードでも十分だと思う。
それほどいい商品!
ZIPPO(ジッポー) ハンディウォーマー&オイルセット ZHW-15
ハクキンカイロのOEM・・・
デザインはあまり変わらないが、ZIPPOオイルを推奨している。
おっさんの顔がいいのか、ZIPPOロゴがいいのかを選ぶのはあなたwww
ちゃんと、ハクキンカイロのデメリットも。
メリットしかないですよ~って書き方はどうかと思うので、ちゃんとここではハクキンカイロのデメリットもまとめておきます。
燃料を注いだりメンテナンスがめんどくさい
慣れてしまえば大したことないのですが、燃料を入れるためには中に詰まっている綿にベンジンを入れてあげなきゃいけない。
充電式だったらUSB刺すだけだし、使い捨てに至っては袋を開けるだけで済む。
また、長期間使っていると、どうしても劣化してしまうところがあるので、それは交換が必要になります。
火口と言われる白金触媒のある部分と、燃料を注ぐ中の綿。
こういったメンテナンスが必要となるので、めんどくさいって思う人は無理かも・・・
寒い日にちょっとしたひと手間を「朝の儀式」とか言えちゃう人ならきっとハマること間違いないです!
燃料のベンジンは、要はガソリン。ちと臭い。
うまくやれば手を汚すことなく燃料を入れたりできるのですが、どうしても少しは燃料をこぼしたり他の部分についてしまったりとか・・・。
石油系の臭いが苦手っていう人は使い捨てカイロを揉んでください。
臭いを軽減する方法もあったりするので、またの機会にまとめたいと思います。
ヤケドに注意
使い捨てでも低温ヤケドを起こしてしまうのに、ハクキンカイロはもっと熱くなります。
発熱後は直接持つことができなくなるほど熱くなりますので、タオルや袋に入れて持つとよいです。
こどもに持たせるのは、渡し方にもよりますが危険かもしれませんね。
携帯性が限られる
ハクキンカイロは金属でできていますので、使い捨てカイロのように折りたたんだりはできません。
また、金属製なので重いです。
燃料が入っていると、飛行機乗れない・・・
ま、飛行機に乗らなければいいだけですねどね。
持っていること忘れて乗ろうとして没収されちゃうのは悲しいですよね。
ちなみにカイロって、こう書くんだ!?
カイロについてまとめようと、ネットで知識を吸収していたところ、びっくりしました。
懐炉
こう書くんですね。
懐(ふところ)に携える、炉(いろり)。
日本語って、素晴らしいな!と感じた一幕でした。
まとめ
寒い冬キャンプでアクティブに動くには、携帯できる暖かさが必要になってきます。
着こむだけっていうのもひとつの方法ですが、今年は「ずっと使える」ハクキンカイロで毎年使う楽しみを増やしてみるのもいいんじゃないでしょうか?
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