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アウトドア燃料 灯油を手に入れよう 購入は?保管は?オフシーズンはどうする?

ノウハウ

寒くなってくると、キャンプでも暖房機器が欲しくなってきますよね。

InstagramなどSNSでストーブを幕の中に置いているキャンパーさんの写真を見ると、「いいなぁ」「ほしなぁ」なんて思っちゃいますよね。

寒い冬のキャンプで必須ギアのひとつに挙げられる灯油ストーブ。

その灯油の購入方法や持ち運び方法、みなさんどこまで知っていますか?
知らずに勢いでストーブを買っちゃうと、大変なことになりかねませんよ!!

今回は、安全に利用するために知っておきたい灯油ノウハウをご紹介します。

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灯油って危なくないの?

オール電化が進んでいる昨今、自宅で灯油ストーブを使ったことがない人も多いのではないでしょうか?

私が小学校・中学校の頃は、冬になると教室の端に灯油ストーブが置かれて、その上にはヤカンが乗せられてカタカタ言っていた思い出があります。

昔から私たちの生活に身近にあった灯油は、取り扱いや保管方法を間違えると火災や事故などを発生させる恐れのある、実は危険な液体だったりします。

灯油とは?
類別 危険物第4類(引火性液体) 第2石油類(非水溶性)
性質 ・引火点は40℃以上(ガソリンは-40℃)
・無色の液体(ガソリンはオレンジ色、軽油は緑色に着色)
・特有の臭いがある
危険性 液体が引火点を越えると、可燃性蒸気が発生。ガソリンと同等の危険性をもつ。(直射日光の下や高温になりやすい場所に保管すると危険)
注意事項

・火気を近づけない
・換気のされた冷暗所に貯蔵
・容器は密栓する
・長期間保管しない(大量に買い貯めしない)

この表にある通り、注意事項をきちんと守って扱えばガソリンと違ってそれほど危なくはありません。
それでも、燃料には違いありませんので、きちんと知識は入れておく必要があります。

灯油の運搬・保管ってどうする?

灯油ストーブを使うためには、どうしても灯油の補充が必要です。
また、使っていれば消費しますから、必ず途中で補充が必要になります。

 

いやいや、一晩しか使わないから大丈夫!!

 

なんてこと考えていませんか?

ストーブによっては、燃料満タンで一晩つけっぱなしにしても大丈夫!なんてタンク容量自慢な商品もありますが、この「入れっぱなし」自体が危ないんです!

 

なにが危ないの?火気なんてないじゃん?

そう思っている人もいるんじゃないですか?

そもそも、灯油はそれ自体に臭いがあるので、車内でこぼした日にゃ、臭いが消える数週間家族から冷たい目で見られ続けてしまうかも。

石油ストーブはその構造上、少量の灯油がストーブ内に残っており、ストーブの芯に毛細管現象でうんたらかんたら…

残った灯油が持ち運び中の振動で「お漏らし」することがあるんです。
だから、入れっぱなしでの運搬なんてもってのほか!!

厳密の話をすると、消防法って法律の「危険物の運搬」って部分で定められた基準を満たした容器で運搬する必要がある…

 

なにそれ!?

よくわかんない・・・

 

さすがに感のいい人であれば気が付くかと思いますが、小難しい言葉で書いていますが、要は灯油用の容器を用意して運べ~!ってこと。

これ、見たことはありますよね。
ホームセンターやガソリンスタンドにも売っている「灯油用ポリタンク」です。

この容器を用意して運べば安心ってことなんです。

 

でも、かわいくないですよね・・・
しかもデカいし・・・
写真のこいつなんて18リットルも入るデカブツです。
小さなポリタンクもありますが、それでも10リットル・・・

 

キャンプ映えしないんじゃぁぁぁ!!

そんな声が聞こえてきそうです。
むしろ俺も叫びたいw

そこで調べました!
キャンプ映えする、灯油運搬アイテムです!!

ガソリン携行缶なんていかが?

灯油より危険性のある「ガソリン」を携行するために作られた缶です。

灯油はガソリンと比べて気化しにくいとはいえ、山道などでアクティブな道路を走って振り回されたら、どうしても容器の中は圧がかかってしまいます。

そんな時、ガソリン用の携行缶には「弁」が付いていて減圧することができるんです。

過去に、屋台の人が発電機に燃料であるガソリンを補充しようとしたときに、ガソリンを入れていた缶が気化したガソリンで圧が高くなっていて、開けたとたんにガソリンが霧状に噴射、祭り会場が大火事になった事件がありました。
この弁の役割って本当に重要なんです!!

渋くてかっこいいポリタンク

Hunersdorff(ヒューナースドルフ)というドイツのメーカーが作った燃料タンク。
国連の認証も受けた製品は安全性・信頼性ともに最高水準。
チャイルドロック機構つきのキャンプや高い密閉性で、内容物の漏れの心配もなし!

ミリタリーちっくな見た目から、最近キャンパーの間でも利用する人が増えているとか。

 

ちょっとしか使わないし・・・って安易な考え方は危険です。

ほんと、たまにいるから困っちゃう。

 

ツーバーナーで使いたいだけだし、ペットボトルでよくね?

 

引火点のことを考えると、なんとかペットボトルでも大丈夫そうに思えますが、灯油の熱による膨張率は水の膨張率と比べると高いので、とくに夏場は危険です。

また、最近のペットボトルは炭酸飲料のものであっても結構薄く作られているので、漏れ出す・・・最悪破裂する可能性もありますので、使用は避けるべきと考えます。

もちろん自己責任の範疇・・・って言葉もありますが・・・

 

2015年に、ボヤが発生し消火だ!とペットボトルの中身をかけたら灯油でした。って事故があったようです。

もうね、コントです。
同じ轍をふまないよう注意してくださいね。

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灯油の購入方法

キャンプで灯油を使う機会は、持っているギアによって様々。準備をする段階であれもこれもと詰め込むと、車の中はすぐにいっぱいになっちゃいます。
できることならば使う燃料は多岐に渡らずひとつにまとめられれば便利ですよね?

そうすると、ランタンにバーナー、ストーブにと、必要な灯油の「量」は必然的に増えてきます。

寒い冬、1泊2日のキャンプで必要な灯油の量は5リットルとも言われています。
これはあくまでもストーブだけの場合。

ランタンやバーナーも灯油で!ってなるともっと量が必要になります。

そんな大量の灯油、どこで買えばいいんでしょうか?

一番安心 ガソリンスタンド

やっぱりガソリンスタンドが一番いいですね。
できることならば対人販売のお店。

セルフなガソリンスタンドでもいいですが、やっぱり知識がある人に安全にタンクに入れてもらったほうが安心ですよね。

ホームセンターって選択肢も

最近のホームセンターでは灯油販売を行っているところもあります。

ただし、販売する量が18リットルとか10リットルと固定されていることもしばしば

用意したタンクの容量があてはまればいいですが、おしゃんティなタンクを持っていくと断られる可能性も。
ホームセンターに行った際に、事前に確認しておくといいですね。

移動販売車ってどうなんだろ…

あまり近所に回ってこないのでまだ調査できていませんが、こちらも対人販売なので、ある程度の融通は聞いてもらえるかも。

購入したことのある方、教えて下さい!

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灯油の上手な保管方法

灯油は、先の「注意事項」でも書いた通り、保管方法を誤ると早く変質してしまい、異常燃焼や危機の故障にもつながりかねません。

正しい保管方法を知って上手に使い、寒い冬キャンプを乗り越えましょう。

灯油の使用期限って?

灯油には、使用期限はありません。
上手に保管すればいいのですが、保管状況によってその品質が大きく変わってしまいます。
きちんとした保管をすれば、次の冬ぐらいまでは保管し使うことができます。

保管状態が悪いと、もともと無色透明であった色が、黄色味を帯びてきます。
また臭いも、普通の灯油臭にすっぱい臭いが混ざってきます。
これは変質灯油と呼ばれ、機器の故障にもつながりますので使用しないのが賢明です。

このように、保管方法によって変化(変質)してしまうのはなぜでしょうか?

結論から言うと、「紫外線」のせいなんです。
引火点が40℃なので、よっぽどのことがない限り常温で自然発火することはありません。
では、どうすれば変質を抑えて、上手に保管することができるのでしょうか?

灯油の上手な保管方法

キャンプ場への持ち運びはともかく、自宅での保管をきちんと行わないといけません。

「キャンプ映えしない」灯油専用ポリタンクを使う

まさにあれなんです。


このポリタンク、きちんと工夫が施されており、紫外線を通しません。
たまに見かける白っぽいポリタンクは飲料水用だったりします。これはがっつり紫外線通しますので、灯油保管には使用しないようにしてください。

気温差の少ない場所に置く

いくらこのポリタンクに入れていたとしても、直射日光が当たるような場所だったり、エアコンの室外機のそばだったりに置いておくと、温度の幅が大きくなってしまいます。

そうすると、ポリタンクの中で結露が発生。
水を含んだ「不純灯油」になってしまいます。

臭いがするからなぁって気持ちもよくわかりますが、ベランダに放置するのはあまりよろしくないということになります。

多湿な場所も避けるべきですね。
あまりいないと思いますが、お風呂場に保管はすべきではありません。

ちなみに私の家の場合、玄関(の隣のシューズインクローゼット)に置いています。

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どうしても屋外に置く場合はカバーを!!

どうしても屋外に置くしかない!って場合もあるかと思います。
(実際、引っ越し前アパート時代はベランダに置いていました)

そういうときには、カバーをかけて直射日光をさけ紫外線にさらされないようにしましょう。

タンク本体をまるっと収納できるケースも販売していますので、そこに入れてしまうのもありですね。
ケースがあれば、灯油を移す際のポンプも一緒に入れておくことができます。

昨今、考えられなかったような犯罪も増えています。
外から見て「灯油があるぞ」とわからないような対策も必要かもしれませんね。

オフシーズン、あまった灯油どうしたらいい?

きちんとした保管方法をしていれば、翌シーズンまで保管することができることがわかりました。

それでも「邪魔だなぁ」「重いし、ちょっと臭うし」などなど、どうにかしたいなぁという人もいるのではないでしょうか?

シーズンオフになる前に使い切ってしまうのがベストですが、どうしても余ってしまった場合どうしたらいいでしょうか?

下水に流してしまうのはもってのほかです!!
「自宅じゃないからいいや」って道路の側溝に流すのも絶対にダメ!!
鉄拳制裁に行きますw

どうしても処分したい場合は、購入したお店に確認してみましょう。
ガソリンスタンドだと引き取り処分してくれるところが多いですよ。
ただ、場所によっては有料だったりする場合もありますので、購入時に事前に確認しておくといいですね。

ちなみに、近所のホームセンターでは引き取りはできませんでした。

まとめ

これからの季節、寒いキャンプ場での暖房対策で非常にコストメリットの高い灯油。

今回は、その灯油の購入場所・保管方法・注意点についてまとめてみました。

有人ガソリンスタンドでの購入や、専用のタンクの用意。
そして、保管は直射日光を避ける必要があります。

灯油とうまく付き合って、自宅だけでなくアウトドアでも安全で快適な生活を過ごしてくださいね。

 

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