こんにちは、そらです。
キャンプをしよう!と決めて、あれこれと揃えていくのは、それはそれで楽しいものです。
あれでもないこれでもないって悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ところで、キャンプをするうえで、テントに次いで重要な道具って何だと思いますか?
それは、タープです。
タープは、夏の強い日差しを防いでくれたり、雨からリビングを守ってくれたりします。
今回は、そんなタープの種類と、選び方・張り方についてまとめてみたいと思います。
キャンプに欠かせない道具のひとつ、テントについて、別記事でまとめています。
合わせて読んでいただけると嬉しいです♪
タープってなに?
タープとは、日差しや雨から守ってくれる布です。
雑誌やHPなどでこういった写真見たことありませんか?
これがあるだけで、夏のうだるような日差しもだいぶ和らぐ。
タープは、そんな快適なリビングを作ってくれるものです。
正直、わき役にも思われがちですが、タープがあるのとないのとでは大違い。
キャンプを始めるならば、テントとタープはセットで揃えるべきです!!
タープの種類
テントとともに揃えるべきと言ったタープですが、実はいろいろな種類があります。
大きく分けて、「形」と「素材(生地)」の違いがあります。
どういったものがあるのでしょうか?
まずは、形から見ていきましょう。
1.ヘキサタープ
ヘキサタープのヘキサとは、ヘキサゴン(hexagon)の略で、六角形の形状をしています。
タープと言えばこれ!というぐらい、皆さんが使っているものです。
最低2本のポールで設置するため、慣れるとひとりでも設置可能!
慣れてくると、ペグ打ち含めて、15分以内に設置ができます。
タープは幕なので、どうしても風の抵抗を受けてしまいます。
そんな時、簡単にポールを外すなどしてレイアウトを変えることができます。
冬は風が吹くとますます寒く感じますよね。
構造上、どうしても風を遮ることができないのでとても寒くなります・・・
2.レクタタープ
レクタタープのレクタは、レクタングル(Rectangle)の略で、長方形の形状をしています。
スクウェアタープと呼ぶこともあるみたいですが、正方形ではないところがみそ。
最近、張り方のアレンジ方法がヘキサ以上に自由度が高いと、じわじわと人気が出てきているタープになります。
写真のように、長方形を支える中心線に2本と四つ角に4本の6本のポールで設置をしますが、アレンジ次第で2本でも作ることができ、対角線上だけでなく辺の中心など多くの場所にグロメット(丸いハトメ)があり、様々なアレンジをすることができます。
基本形はともかく、アレンジする場合もサイドポールの設置をひとりで行うのは、相当に腕が長いか、フォースの力の持ち主でないと困難。
二人での設置がベターです。
アレンジ次第ではあるが、設置に時間は少々かかります。
こちらも、ヘキサタープ同様に開放的なため、どうしても風を遮ることができないのでとても寒くなります・・・
3.スクリーンタープ
スクリーンタープは、写真の通り、スクリーン(幕)で覆われたタープです。
スクリーンを全面開放にもメッシュにもできるので、天候に左右されない優れもの!
山の天気は崩れやすいものです。
急な土砂降り、夕立の時にでも周りが幕で覆われているため、中にいれば濡れずに過ごすことができます。
キャンプ場は大自然の中にある場合が多いので、どうしても夜中にはランタンの明かりに誘われて虫たちが集まってきます。
でも、スクリーンがあるので中にまで入ってくることはできません!
スクリーンが周りを覆っているので、風が入ってきません。
冬でもテントに早々に潜り込まずに、リビングでゆったりと過ごすことができます。
また、適切な換気は必要ですが、ストーブを持ち込んでぬくぬく過ごすのもありです。
しかし、夏は全体が覆われているので暑い!!
メッシュにすることができるといっても、風はヘキサ・レクタに比べればだいぶ弱まりますし、日中は設置場所が日向にあると天井がともかく暑い!!
全開にすると虫問題もあるので、そこは調整が必要です。
まさにそら一家がそうなのですが、同一メーカーのテントとスクリーンタープでは、連結して使うことができるようになっているものがほとんどです。
上でお伝えした「夏の暑さ」も、テント側もメッシュにして、テントの中から扇風機で熱を追い出すことで、寝室もリビングも夜には快適に!ってこともできるようになります。
初心者におすすめのタープはこれ!
設置しやすさ | 特徴 | 欠点 | |
ヘキサタープ | ★★★ | 設置が簡単! バリエーション豊富 |
冬は寒い! 強風時は注意が必要 |
レクタタープ | ★★ | じわじわと人気 | 冬は寒い! 強風時は注意が必要 |
スクリーンタープ | ★ | 急な雨でも安心 | 夏の日中は暑い! |
ここまで見て、じゃぁどれが初心者におすすめなのかと言えば、
初心者は ヘキサタープ!
です!
タープについてもテント同様に、設置の簡単なほうが圧倒的に有利なんです!
そもそも、1枚のでかい布をポールとロープだけで立てようってんだから、初心者のうちは簡単なほうがいい!!
と思うんですよ、そら的には。
実際私もそうでした。
今ではひとりでちゃっちゃとタープの設置はやっちゃいますけど、あまりにも謎だったので、初キャンプ前に大きな公園で設置練習しちゃったぐらいですww
テントの設置に慣れてきた、そのあとでも十分だと思いますよ、スクリーンタープの購入は。
ともかく設置に時間がかかるのは、キャンプに対してマイナスイメージを作ってしまうひとつなので、「慣れること」を念頭に楽しんでいきましょう。
素材について、覚えておくべきこと
タープの素材は、そのほとんどがポリステルでできています。
UVカットだったり、日差しからの熱線をカットするものだったり、特殊なコーティングが施されるなど、それぞれ商品に特徴がついています。
しかし、このポリエステルには大きな弱点があります。
それは、熱に弱い ということ。
炭や焚火などから火の粉が飛んでくると、いとも簡単に穴が開いてしまうのです。
穴が開くだけならまだしも、最悪の場合は燃え広がってしまうことも。
せっかくキャンプを楽しんでいるのだから、こういった事故は避けたいものです。
そのため、タープだけでなくテントには火を近づけないことが重要です。
じゃあ、雨の日は焚き火ができないの?
という要望に応えて出てきたのが、「難燃性」の高い素材を使ったものです。
雨が降っても濡れることなく、タープの下で焚き火を楽しめるんです。
難燃性タープの素材と特徴
難燃性が高い素材とは、つまり「燃えにくい」素材ということ。
幕を作る糸自体を燃えにくいものにしたり、化学繊維に難燃成分を付着させるなど様々です。
よくある商品では、「TC」「ポリコットン」などと呼ばれる、ポリエステルと綿を混紡した繊維で作っているタープがあります。
これは、水漏れを防ぐ防水性と、火の粉がついても穴あきを軽減する難燃性に優れています。
また、コットンタープといって、綿100%のタープもあります。
これは、「燃えにくい」コットンを使用しているため、多少の火の粉ぐらいはへっちゃら。
ただし、ポリエステルのものに比べると重いしかさばるし、値が少し張ります。
まとめ
ということで、今回は初心者向けのタープの選び方をまとめてみましたがいかがでしたか?
秋はキャンプを始めるのにはちょうどいい季節です。
3連休も発生する季節ですので、旅行の計画は立てやすいかと思います。
この記事を読んで、あなたが「キャンプいいかもね」なんて思ってくれたら、「またキャンプ行こうか」なんてなってくれたらとっても嬉しいです。
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