ここ数年、「家族でアウトドアを楽しもう!」とキャンプデビューする知り合いが多くなってきたように感じます。
いつかはグループでキャンプできたらいいなぁなんてそら一家としては待ちの姿勢でいるわけですけど、そんなそら一家もデビューしてから何年もたっていない「へっぽこキャンパー」だったりします。
今回は、これからファミリーキャンプを始めようと考えている方へ、子連れでもキャンプを楽しむための心構えをまとめてみます。
キャンプに行く前に、迷い疲れちゃうのはもったいない
「キャンプを始めよう!」と思ったら、まずどうしたらいいでしょうか?
Google先生で『キャンプ おすすめ』とか『キャンプ 道具 初心者』とかで検索。
出てきたたくさんのまとめサイトやオシャンティなキャンパーさんのブログを見て、「あぁこれいいなぁ」とか選ぶのも楽しいですよね。
でも、これ続けていると、疲れちゃいますw
選んだり調べたりして疲れちゃう前に、キャンプを始めるために最低限必要なものを知って、そこにだけ注力したほうが精神的にも楽でいいんです。
キャンプを始めるために最低限必要なものって?
では、キャンプを始めるために、絶対必要で最低限準備すべきものってなんでしょうか?
それは、テント と 寝具 です。
至極当たり前のことを言っているようですが、ここが重要。
ネットで「おすすめ」とかを簡単に調べられちゃうからこそ、「あれも買わなきゃ」「これもあったほうがいいね」とか情報に流されてしまって、なんだかたくさん買いそろえてみたものの、いざデビューしてもたいして使う機会がなかった。
なんてことになっちゃう人が多いんです。
これ、これからデビューしようと考えている初心者さんが陥りやすいワナのひとつなんです。
だからこそ、まずはテントと寝具を選びましょう。
まずテントは、「何人寝るのか」を考えて大きさを選びましょう。
テントの選び方については、こちらの記事でまとめています。
続いて寝具です。
テントもそうですが、寝具もサイズや機能、素材によって値段が大きく変わってきます。
「こどもがまだ小さい」「寒がりさんと暑がりさんがいる」などなど、ファミリーによって選び方はさまざま。
こちらの記事でまとめていますので参考にしてください。
正直、このふたつがあれば、あとはなんとかなるものです。
日中は外でクタクタになるまで遊んで、食事はどこか外で食べちゃえばいいし、あとは寝るだけ~!
これだけだってけっこう楽しいもんですが、ちょっと寂しいですし、ちょっと心許ない・・・
テントと寝具が決まったら、そこからつながるものを選ぶ
テントと寝具の目星が付いたなら、そこからは関連するものを選んでいきましょう。
テントの床面にマットが欲しい
キャンプ場のサイトの地面は、写真のように一面芝生でふっかふか!なんてところばかりじゃありません。
それに、一面芝生でまっ平に見えても、実際に横になると意外と凸凹しているものです。
ここなんて、直径5mmぐらいの火山礫ですww
マットがなかったら、痛くて寝れません!!
それに、マットは地面からの冷気を防ぐ防寒の役割もあります。
起きているとそんなでもなくても、寝てみると地面からの冷気でひんやり。
ヘタすると、真夏でも風邪をひいてしまうこともあるので注意が必要です。
快適な寝心地、こどものための防寒のためにも、マットは必須に近いですね。
ランタンはまずはLED式がほしい!1つじゃダメ!
夜の明かりになるランタン、これも必須のひとつですね。
自分のテント周りを照らして、夜間の活動をサポートするものですから、「いや、暗くなったらすぐテントに入って寝る!!」っていう人以外は絶対になくてはならないものです。
本格的なランタンは、灯油やホワイトガソリン・ガスといった燃料を使ったものもあり、中には扱いが難しいものがあります。
特に灯油やホワイトガソリンを使ったものは、点灯するためにちょっとした「儀式」が必要だったりして、暗くなる前にちゃっちゃと点灯させないと、なかなか点かなくて暗くなっちゃった!なんてことにもなりかねません。
ですので、初心者におすすめしたいのが「LED式」のランタンです。
LEDであれば、スイッチひとつで点灯するので簡単!
それに燃料を使っていないので火事やヤケドの心配もありません。
こどもがいるファミリーキャンパーの初ランタンとしては、LED一択です!
ここで覚えてほしいことがあります!
用意するランタンには目的が2つあるんです。
この目的をきちんと理解しておかないと、暗くなってからの活動に支障が出てしまいます。
>ランタンの目的については、別の記事でまとめます。
つまり、目的が1つじゃないので1つのランタンじゃダメってことなんです。
大きくて明るいもの1つと、小さいもの複数個用意するといいですよ。
大きいランタンでサイト全体を照らし、小さなランタンで手元・足元を照らすってイメージで集めてみてくださいね。
テーブル?椅子?お座敷スタイルもいいですよ
テントと寝具、そしてランタンを決めたら、活動のスタイルを考えましょう。
食事はどうしようか?
テーブルとイスを用意してかな?
用意するなら、そのイスは食事以外のくつろげるものだといいかなぁ。
こうやってどんどん考えを広げていくことで、必要なものの選択肢も広がっていきます。
この際、お座敷スタイルっていうのはどうでしょうか?
キャンプを始めようと思ったとき、テーブルや椅子の購入も考えるかと思いますが、ここは思い切って買わない!という選択肢もありなんじゃないでしょうか?
ただし、お座敷スタイルだからと言って、なにもなくてもいいかと言えば、そんなことはありません。
体育すわりや正座・あぐらでずっといるのも疲れちゃいますし、背もたれは欲しくなりますので、そこの工夫は必要ですね。
>リビング周りについては、別の記事でまとめますね
調理道具って専用のもの必要?
スキレットにダッヂオーブン、バーナーや調理台まで、キャンプの醍醐味のひとつである「外めし作り」に欠かせないのが調理器具ですよね。
ついつい「おしゃれなものを~」って、雰囲気作りに調理器具にはこだわりたくなっちゃうのもわかります。
だからと言って、最初からあれもこれもと買ってしまうと荷物になるだけなんです。
ぶっちゃけ、最初は家にあるものでも問題なし!
カセットコンロに使い古したフライパン、そういうところから始めていって、外で調理をするノウハウがわかってきたら、自分のスタイルに合わせて調理器具をそろえていくのもありかもしれません。
>スタイル別の調理器具について、別記事でまとめますね
こどものいるキャンプでの必需品
キャンプ初心者がまず考えること・揃えるべきものについてまとめてみましたが、こどもを連れてキャンプをするときに絶対あったほうがいいものってなんでしょうか?
子連れキャンプのハイシーズンは春~秋、特に夏場です。
そして、この夏場は虫たちにとってもハイシーズンなんです!!
虫よけグッズ・虫刺されの薬は絶対必要!
春~秋にかけて、アブやブヨ、蚊や毛虫、ハチだったりと、いろいろな虫たちが出てきます。
こどもの体温は、大人に比べて高めだし、いっぱい遊んで汗だくになることも。
そんなこどものお肌は虫たちの格好の餌食になってしまいます。
家と違って周りは大自然ですので、いろいろな虫がいるってことを考えて、きちんとした準備が必要になってきます。
殺虫効果はありませんが、虫が嫌う煙がたくさん出るので、風上に設置すると効果的。
刺された場合の薬は、市販薬では「ムヒアルファ」シリーズがいいとか「ベトベネート」って抗生物質入りの軟膏がいいとかありますが、こどものお肌は千差万別。
薬局で薬剤師さんに相談するなどして最適なものを購入したほうがいいですよ。
急な天候の変化に対応しよう
特に山にあるキャンプ場の場合、急に雨が降るとかもしょっちゅうです。
それだけでなく、家のお部屋と違って日中と夜の温度差もアウトドアならでは。
さっと羽織れるパーカーや長ズボンを用意しましょう。
長袖・長ズボンは、温度調節のためだけでなく、虫よけのためにも効果的。
夏場だからって短いシャツとズボンだけにするのではなく、薄手でいいのできちんと用意してあげることで、大切なこどもたちを虫たちや気温の変化から守ることができますよ。
こどもの予期せぬ汚れ・濡れに備えよう
こどもって、ほんと何をやらかすかわかんないw
あるキャンプ場では、サイト近くに水路があったけど、草が生い茂っていたので「まさか入らないだろうな」とタカをくくっていたら、びしょびしょになって帰ってきたり、
あるキャンプ場では、サイトからまっすぐ20mも離れていないところに小さな公園があって、持ってきたキックボードで颯爽と「行ってきま~す」。1分もしないで帰ってきたかと思ったら「ずっこけた」とかいって膝から流血・・・
あるキャンプ場では、夕食後のまったり時間を家族で過ごしていたら、娘が急に立ち上がって「あぁ~あ」と残念な声で訴えてくる。
何事かと思ったら、飲んでいた麦茶を体中にこぼしちゃった・・・
そんな急な対応のためにも、タオルは多めに持っていくとGood!
車の中に入れておけば、テントの中を邪魔することはありません。
また、ウエットティッシュやキッチンペーパーも手の届くところに置いておけば便利!
落とした食器を拭いたり、手や口周りの汚れを落としたりできますよ。
まとめ
キャンプデビューをするうえで必要なものをまとめてみました。
特にこどもがいるファミリーキャンプに必要なものは、絶対用意すべきものも含まれています。
少し荷物が増えてしまうかもしれませんが、安心・安全にかえることはできません。
安心して家族で楽しむキャンプ、しっかりとした準備をしてくださいね。
コメント