そら一家にやってきた生き物たちの世話は、すべて私です。
どうも、そらです。
幼虫の飼育箱にカビがぁぁ!!
うちにやってきた3匹の幼虫たち。
仕事柄、家は朝早く出て遅くに帰ってくるので、なかなかお世話ができません。
「そろそろマットが乾燥してるといかんなぁ」
なんて思いながらそっと開けてみると・・・
あぁ、案の定まわりが乾燥してきてるなぁ
霧吹きで保湿してやんなきゃ・・・・あ
んぁあ!?
カビてやがります。
しかも表面うっすらと・・・
さて、こんな状態になっているのは私だけではないかと思います。
特に初めてこどもにせかされて幼虫を購入した~なんてあなたも、きっと「あぁ、うちもだ」なんてなっていることと思います。
でも、安心してください!!
それ、カビで間違いないですよ!
安心できねぇ!!
このカビについての対処方法をここからまとめてみたいと思います。
マットに生えたカビの正体
うっすら生えたカビ。
せっかく幼虫のために(いや、こどものために)用意した飼育ケースに飼育マット。
きちんと成虫にすべくしっかり調べてやったのに!!
そらの記事、間違ってるんじゃない!?
なぁんて思われてるのかもしれません。
飼育の仕方はこちらの記事にまとめています。
⇒カブトムシ こどもと楽しむ、昆虫の飼育・育て方について(初心者向け)
間違っているわけではなく、あくまでも初心者のための記事です。
「プロ」や「トップブリーダー」の方々に言わせりゃ、ちゃんちゃらおかしい内容かもしれません。
が、初心者が初めて育てる上で、最低限必要なこと、守るべきことを記事にしています。
ので、間違ってない!のです(笑)
じゃぁ「このカビ、何なの!」の答えは・・・
カビって空気中にどこにだってある、ちいさな生き物
カビは、それこそ目に見えない小さな胞子が空気中を漂ってるんです。
だから、飼育マットをいくら丁寧に扱ったからって、作ってるそばからカビは侵入しているし
コバエ対策の「不織布」だって通過しちゃう。
きっと、マットに一緒に入れた朽木がカビたのかもしれないですね。
水分も養分もたっぷりだし。
カビ対策のために完全な無菌ルームで飼育ケース作ってもどうしようもない。
だって、カブトムシ用のマット自体が「発酵」ってぐらいだから菌だらけ。
カビが生えるのは「必然」なんです。
じゃあ、うちのカブちゃんはどうなるのよぅ!?
問題ないです。
実はカブトムシの幼虫は非常にカビや細菌に強いんです!
カブトムシの幼虫からは細菌に感染すると「カブトムシディフェンシン」という物質が出て、感染を防ぐという免疫システムがあるとのこと。
ここからは引用ですが、
カブトムシディフェンシンは抗菌性ペプチドであり、このような抗菌性ペプチド・抗菌性タンパク質は無脊椎動物から多く見出されている。特に昆虫由来のものは細菌の細胞膜を破壊することで抗菌活性を示すものが多く、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌などの薬剤耐性菌に対して耐性が生じにくい抗生物質として研究されている。カブトムシディフェンシンについても、カブトムシディフェンシン自体の塩基性が強く、これが薬剤耐性菌のリン脂質膜に穴を開け、溶菌させる作用があるのではないかと考えられている。
Wikipedia「カブトムシディフェンシン」より
とまぁ、今後の医療に大きな進歩をもたらすのではないかと考えられているようなすごい機構をカブトムシの幼虫は持っているわけです。
ただ、見た目はあまりよろしくないですよね。
ですので、きれいな大き目のスプーンでカビの部分だけをすくうようにして取ってしまいましょう。
カブトムシの幼虫はカビを「食べている」わけではなくカビに「強い」だけですから、カビをそのままにしておく必要はないんです。
フンと一緒に取ってしまいましょう。
まとめ
飼育ケースをあけてみたらカビがびっしり、どうしよう!となっていたあなた。
今回の記事はいかがでしたか?
私もまだまだカブトムシ飼育は発展途上ですが、新しいことわかりましたらお知らせしますね!