《2020.01.14更新》
2019年11月、新しくできるロケット発射場の名前が決まりました。
「スペースポート紀伊」
まだGoogleMAPには出てきませんが、2021年には完成とのことですのでお出かけのランドマークのひとつになりそうですね。
こんにちは、そらっぴです。
先日3月26日、日本初になる「民間ロケット発射場」の建設場所が決定しました。
これまでは発射場を見に行こうとするならば、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が運用している「種子島宇宙センター」や「内之浦宇宙空間観測所」しかなく、全国のロケットファンが簡単に見に行けるような場所ではありませんでした。
今回、ロケット発射場の建設が決まったのは、なんと本州!!
和歌山県串本町というところです。
ですので、関東からだって車や電車で行くことができるんです!!
ここからは、和歌山県串本町についてそらっぴ目線で調べてみた魅力と内容をお伝えします。
和歌山県串本町ってどこにあるの?
地図に「串本町」の名前が出るまで拡大すると、いったいここがどこなのか地元の人じゃないとわからないんじゃないか?
んなわけで、地図を広げてみてみましょう。
和歌山県の最南端、そして本州の最南端に位置する町なんです。
どれぐらい南にあるかというと、東京都の八丈島と同じぐらいの緯度にあります。
(よけいにわかんない)
アクセス方法
和歌山県串本町は、本州にあるので電車でも車でも行けます。
名古屋駅からJR紀伊本線で串本駅。(途中、紀伊勝浦駅で乗換あり)
紀伊勝浦駅からもバスが出ています。
<京都・大阪方面から>
JRきのくに線で串本駅。
天王寺駅から特急くろしおで串本駅まで行けます。
横浜駅から向かった場合の所要時間です。
さすがは新幹線+特急利用の所要時間。遠回りしたほうが早い!
そもそもが紀伊本線の本数自体が少ないので、乗り継ぎ時間などをきちんと調べてから向かうべきですね。
東名高速・新東名高速で名古屋、名古屋からは伊勢自動車道⇒紀伊自動車道を通り「紀伊大内山IC」。
ここからは、国道42号線に並行して走るいくつかの自動車専用道路を進みます。
那智勝浦新宮道の終点、市屋ランプからは国道42号線で南下。
<京都・大阪方面から>
名阪自動車道で大阪、大阪からは紀伊自動車道を通り「すさみ南IC」。
ここからは、国道42号線を南下。
いずれにしても、名古屋・大阪から4時間以上かかるので休みながら行くのが吉です!
和歌山県串本町の魅力は?
ふるさと納税で一躍有名に!
ふるさと納税って、テレビCMでも紹介されていて聞いたことありますよね?
ふるさとや応援したい自治体に寄付ができる制度で、さまざまなお礼の品がもらえることで一躍有名になりました。
この返礼品が度を過ぎているのでは?ということで2019年からは総務省からの通達により、これまでのような「40~50%還元」みたいなものはできなくなってしまいました。
ここ和歌山県串本町も「モンベルポイントバウチャー」で寄付額の50%還元するなど有名でしたが、今では返礼品からなくなってしまいました。
しかし、今でも特産の海産物や農産物、アウトドアレジャーの権利など魅力がたくさん!
「串本町のふるさと納税」はカタログを見ているだけでもわくわくしますよ。
ふるさと納税を扱っているサイトはたくさんありますが、気軽に試せるサイトをいくつか紹介します。
都道府県別、商品カテゴリ別にまとめられていてとっても便利!
ふるさと特選マガジンは、応援したい地域の魅力をしっかり伝えているので、見ているだけでも楽しくなっちゃいます。
シーズンごとに特集を組んでいて、「全国のお肉特集」のときにはヨダレものw
応援したい地域の特産物をメインに扱っているので、いろいろな食品を選ぶことができ、その地域に遊びに行ったような気になれますよ。
寄付の方法も載っているので、目を通してみるだけでも楽しいですよ。
アウトドアレジャーがたくさん!
和歌山県串本町と言えば、ふるさと納税。
串本町のふるさと納税といえば、モンベルのポイントバウチャー。
と、串本町とモンベルは古くから関係が深いんです。
その理由は、豊かで美しい自然があるからなんです。
レンタルカヌー
紀伊半島南部を流れる古座川では、レンタルカヌーがさかんです。
川底までくっきりと見渡せる透明度とゆるやかな流れは、初心者でも安心してカヌーを楽しむことができます。
スキューバダイビング
ラムサール条約で保護された串本町の海は、日本を代表するスキューバダイビングのスポット。
黒潮がぶつかる立地ということもあり、世界最北端のサンゴ群生地になっています。
海水浴と磯遊び
串本町には、国の天然記念物に指定されている橋杭岩を見ることができるビーチがあります。
砂浜だけでなく岩場もあるため磯遊びもでき、海の生き物観察もできちゃいますよ。
ホエールウォッチング
春から秋にかけて、黒潮に乗って北上するクジラの姿を間近に見られるポイントがあります。
優雅に泳ぐ姿の中には、子育てをしているクジラも。
非常に感動的ですよ。
観光地もたくさん!
本州最南端の碑のある「潮岬」にはタワーがあり、そこからの眺めは
地球は丸い
のが実感できます。
そして、ここ串本町にはなぜか「トルコ記念館」があります。
え?トルコ??
明治時代にトルコの軍艦が座礁。
しかし、地元住民の献身的な救助活動によって多くの人たちの命が救われました。
こうして、トルコと串本町との友好関係が今も続いているんです。
他にもたくさんの魅力ある観光地が、ここ串本町にはそろっています。
南紀串本観光協会のHPには、まだまだたくさんの情報が載っていますよ。
ロケット発射場はどこにできるの?
そんな和歌山県串本町、なんとロケット発射場建設予定地に決定しました。
キヤノン電子やIHIエアロスペースなど4社が出資するスペースワン(東京都港区)は26日、国内初の民間企業によるロケット発射場の建設予定地に和歌山県串本町を選んだと発表した。同社はこの発射場を活用し、小型衛星を打ち上げるサービスを事業化する計画だ。和歌山県内の関係者は地域の活性化に期待を寄せる。
「もちろん地理的な条件はあるが、地元の熱意がたいへん大きな要素だった」。和歌山市の和歌山県庁で開いた記者会見で、スペースワンの太田信一郎社長は串本町を選んだ理由をこう話した。
清水建設や日本政策投資銀行を含む4社は2017年8月、スペースワンの前身となる企画会社を設立し、小型衛星打ち上げサービスの事業化を検討。18年7月に事業会社のスペースワンを立ち上げ、事業化に向けた取り組みを本格化させた。
ロケット発射場は串本町田原地区周辺に建設予定で19年中に着工する。21年度に初号機を打ち上げ、20年代半ばに年間20機の打ち上げを目指す。
なんだか、ワクワクするニュースです!!
だって、飛行機や船なし、電車や車で見に行けるんですよ!!
ロケット発射場は串本町田原地区周辺に建設予定で19年中に着工する。
とありますが、この「田原地区」とはどのあたりなのでしょうか?
田原地区は、串本町の東端にあります。
この地区には「吉野熊野国立公園」があり、発射地点を起点に半径1キロメートル圏内が無人であること、南側に陸地や島がないこと、本州からのロケット資機材輸送が低コストでできることから選ばれたそうです。
具体的な場所についてはまだリリースされていないので不明ですが、この田原地区の中で条件に合いそうな場所を探すと、こんなところになりそうです。
ロケット打ち上げをしっかり見れそうなポイントは?
では、このエリアから打ち上げとなった際に、打ち上げの軌跡を拝められる場所はどのあたりになるのでしょうか?
帰宅。とりあえず往路の飛行機でもう一生遭遇することは無いであろう、飛行機から見たH2Aロケットの打ち上げを上げてみる。ええ、正直手が震えてましたあまりにも凄すぎて。。。 pic.twitter.com/pdpG7mUlJi
— 白い端末 (@shiro_stamemo) 2017年12月24日
こちらの方のように超絶幸運でなくても、ロケット打ち上げの瞬間に立ち会う・現場でリアルを感じることができれば、それは一生の思い出になるかもしれません。
では、そんないい場所はどこにあるのでしょうか?
ずばり!!
これからできますよ!
同席した田嶋勝正・串本町長は「地権者や住民、漁業者などに合意いただき、うれしく思う。南紀地方活性化の起爆剤になれば」、堀順一郎・那智勝浦町長は「(打ち上げ見学用の)観覧場の整備など、おもてなしについて検討していきたい」と話した。
これから観覧場の整備なども検討していくとのこと。
新しくできる場所がどこになるのか、ニュースから目を離せませんね。
ちなみに、今現時点でもよく見ることができそうな場所はいくつもあります。
串本町南端の紀伊大島にある「トルコ記念館」からでも直線距離で8km程度。
発射場との間にあるのは海だけですから、少なくともこのあたりは人気スポットになりそうですよね。
まとめ
宇宙開発がますます活発になっていく中で、すごい身近に感じるニュースでした。
気軽に、とは言えない距離かもしれませんが、頑張れば行ける場所にできるロケット発射場。
旅行のついでではなく、ロケットを見に行くついでの観光など、これからの地域開発に目が離せません!!
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