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備える大切さー消火栓って使える?ー地震・火災

備える大切さ
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こんにちは、そらです。

最近、いろいろなところで地震が発生していますね・・・
地震大国と言われるような場所なので、いつ起きるかわからないのが現状です。
ただ、そういう中でもこうやって頻発すると、いつか自分のところでも!なぁんて不安になっちゃいますよね。

いつ起きるかわからないものに対して、私たちはなにができるのでしょうか?

例えば、旅行の途中でおなかすいちゃうかもしれないって思えば「おやつ」用意しますよね。
車旅行の途中でラジオばっかりじゃ飽きちゃうかもしれないって思えば「CD」用意するのもありです。

私たちは、簡単に想像できることに対してはちゃんと「備える」ことをできています。

この「備える」ってすごく大切。
「備える」とは、「将来起きるかもしれないことに対して準備する」こと。

新企画:「備える大切さ」。
日ごろ目にすることのあるアイテムの利用方法から、目からウロコなライフハックまで。
この日本に生まれて、日本で生きているからこそみんなに知ってもらいたいことをまとめていきます。

第1回は「消火栓」って使えます?

消火栓ってなんだ!?

このブログを読んでくれている人は、「2児パパの~」ってタイトルだけに40代前後の家族持ち?
なんて、勝手に想像しています。

ということは、みんなの働いているところにもきっとあるはずです。

「消火栓」

消火栓って何でしょうか?

え?火を消すための設備でしょ?

消火栓ってなんでいろんなところにあるんでしょうか?

え?え??火を消すためでしょ?

消火栓って見たことはあるけれど使ったことはない。使い方わからない。っていう人は多いと思います。

消火栓とは・・・
火事の際に消火活動に必要な水を供給する設備です。
消火栓にはいろいろな種類があって、詳しくはWikipediaとか専門性の高いサイトを参考にしてください。

この消火栓って誰が使うためにあると思いますか?

え?消防士??
施設にいる警備員??

実は、一般人である私たちが使うためにも設置されているんです。

身近にある消火栓について

今回皆さんに説明するのは、ビルや駅、学校などの建物の中についている消火栓の使い方です。

屋外にあるような

じゃないですよ?
こういった「屋外」にあるタイプは、ホースがありません。
ホースがないということは、ホースを持っていないと使えないということ。
このホースを持っている人=消防士です。
こういった外にあるタイプの消火栓のことを「屋外消火栓」と言います。
こういったにょきっと生えているタイプのほか、マンホールの中にあるタイプや建物の外にあるタイプがあります。

この屋外消火栓は簡単に言ってしまえば水道管と直結!と言っても過言ではないぐらい水圧が強くなってます。
1分で350リットルの水が出る設計になっています。
350リットルというのは、大人がゆったり入れるお風呂のサイズといったらわかりやすいと思います。
それを1分で満タンにしてしまう水圧です。
だから、並大抵な人では扱えない代物なんです。

そして、今回皆さんに説明するのが「屋内消火栓」と言います。
さきほど「一般人である私たちが使うためにも設置されている」と書きました。

どういうことなんでしょう?

消防は119番。呼んでからどれぐらいで到着する?

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たとえばあなたがビルの5階で火事を発見しました。
確か給湯室に消火器があったはずだ!と慌てて探しに行き、よし消すぞ!と思ったら、

火が天井に届くぐらいに大きくなってた!!

こうなると消火器では消すことができません。
(この消火器の使い方についても別ページでまとめます。)

そうすると「消防だぁ!」と119番通報をするんですよね?
(本来は、火事を発見した段階で消防を呼ばなければいけません)

さて、消防に火事を伝えてから消防車が到着するまでにどれぐらい時間がかかるでしょうか?

住んでいる地域によって変わってきますが、平均で4分と言われています。

この4分の間、じゃあ火事はそのままに逃げればよいか?と言えば、そんなことないですよね?
会社の財産だけでなく、自分の生命や仲間の生命、同じビルにいる人たちの生命も立派な財産です。
これを守るためには、発見者やその周りの人たちで消火活動を行う必要があるんです!

ちなみに、緊急車両といえば消防のほか、救急車やパトカーがあります。
救急車の平均到着時間は年々長くなっているそうで、約8分。
パトカーは6分ほどです。

ここからは、消火栓の種類とその扱い方を説明します。

屋内消火栓の種類

1号消火栓

昔からあるタイプ。
小学校の時に開けてホースを取り出し、先生にこっぴどく怒られた記憶のある方もいるだろうタイプです。

今もありますが、いい大人が開けてしまうと、ビルにある管理室や防災センターに信号が飛ぶものや、
「火事です!火事です!」って音声が自動で流れるものまであるので注意が必要です。

中には、バルブとそれにつながったホース、そして筒先があります。
ホースの長さは25m。
よって、この消火栓は半径25mの円の中に1台はある計算になります。

ひとりが筒先をもって火事の現場に向かいます。
筒先を持つ人は複数のほうがいいです。
また、ホースとつながっているので、水を出す前にホースは収納してある状態から外に出します。
収納されたままだと水が出ません。

もうひとりは筒先をもった人からの合図でノズルを開きます。
ノズルは全開にしてください。

すると勢いよくホースの中を水が通り、筒先から噴射します。
このとききちんと筒先をもっていないと水の力で筒先が大暴れ。
出てくる水の量は1分で130リットルです。
けがの原因になりますし、最悪は打ちどころ悪いと死です。大変なことになります・・・

2号消火栓

先ほどの1号では複数名で操作していましたが、この2号消火栓は1名で使うことができます。
というのも、ホールがリールのように巻き取られているから。
ホースの長さは15mです。
よってこの消火栓は半径15m内に1つ設置されています。

ノズルのついた筒先をひとりでもって火元へ走り、ノズルを開くだけ。
出てくる水の量は1分で60リットルです。

易操作性1号消火栓

屋外消火栓に比べて扱いやすくなった屋内消火栓。
力の弱い人や女性にも扱えるようにと進化していきましたが、反比例するように消火能力も落ちていきます。

1号消火栓の消火能力をもち、2号消火栓のような簡便性ももたせたのが「易操作性1号消火栓」です。
最近では人が多く集まるデパートや空港などでもよく見かけるようになりました。

消火栓で消火をするうえで忘れちゃいけないたった一つのこと

ざっくりと消火栓の操作についてまとめてみましたが、ひとつ重大なことを書いていませんでした。

Wikipedia「火災報知器」
Wikipediaより

消火栓の真ん中にあるこの赤いボタン。
小学校の時に押して怒られませんでしたか??

このボタン、実は「起動ボタン」と言います。
この起動ボタンを押すことで、消火栓に水を送るポンプが起動するんです。
つまり、このボタンを押さないと、いくらホースを伸ばして火元に行っても放水されない・・・
こんな悲しいシーンは誰にも見せたくないですよね。

また、この起動ボタンはほかの機械にも連動していることが多いのです。

それは、管理室や防災センターなどにある「自動火災報知設備」という機械。
この機械は、どこで〇〇が発生!と知らせてくれるものです。
また、場所によっては自動で消防に通報してくれます。
そして建物にいる人へ火事を知らせてくれる音声を流してくれます。

まとめ

勤務先や通学先、またはお出かけしているときなど、いつ火事や地震に遭遇するかわかりません。
もし出先で火事があったら・・・

自分の身を守れるのは自分だけです。
でも、そこにいる大切な人たちの命を守れるのも自分だけかもしれない。

そんな時に、逃げ出さずにちょっとした勇気をもって、無理のないレベルでできることをしてみれば
世の中はもっとよくなるかもしれません。

そのための「備え」。
できるところから知識を備えておきましょう。

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